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変容するコミュニケーション学

コミュニケーションは人間どうしが関わる上で必ずあるもの。
人と人の繋がりそのものがコミュニケーションであるといっても過言じゃないと私は思っています。
でも、当然そのコミュニケーションはいつまでも一定じゃぁないんです。
昔には昔のコミュニケーションがあるように、現代には現代のコミュニケーションがあります。

もちろんコミュニケーション学だって、この学問が生まれてから今までに随分と変わってきました。
変わったといっても、がらりと変化したわけではなく、増えたと言う方が正しいかもしれないですね。
コミュニケーション学では過去から現在までのコミュニケーション方法の変化だって研究するし、過去の方法を参考にしたり比べたりして現在の方法を分析したりもしますから。

言っときますけど、コミュニケーション学は、それらを研究するだけじゃないですよ?
何度も言いますけど、コミュニケーションは人と人の繋がりそのもの。
人間どうしの繋がりは私たちが生きるためになくてはならないもの。
なので、もちろん実践したりその能力を高めることもコミュニケーション学です。
それを主な目的とする学部や学科だってちゃんとあるんですから。

その例としてまっさきに挙げられるのが、何といっても英語を始めとした外国語の分野ですよね。
母国語以外の言語を習得することは、立派な能力アップを目的としたコミュニケーション学です。
この国際社会で生きるために、特に注目されているコミュニケーション学なんじゃないでしょうか?

それに社会学だって、考え方を変えれば実践のためのコミュニケーション学なんですよ。
日本の社会状況や外国の文化などを知ることは、それらに対する理解を深めるっていう実践なんです。

・・・そう考えたら、どんな学問でもコミュニケーション学に含められる気がしませんか?
心理学や社会学、外国語に、国際文化学・・・これらだって名前に「コミュニケーション」ってついていないですけど、そんな学問でもコミュニケーションに関することで学べることはたくさんあるんです。

コミュニケーション学の定義

コミュニケーションっていうのは、言葉を使った相互理解に限らないんです。
広義でいうなら、人間どうしが互いの気持ちや考えていることを伝え合って理解しあうこと。
それも一方的に伝えるのではなく、お互いにっていうのがコミュニケーションの特徴です。
その手段としては、確かに言葉の使用が主な方法なんだけど、表情や身振り手振りもそうだし、手紙やメールもそうなら音楽とか手だってそう。
それに親が子供をなでたり、恋人どうしで手を繋ぎ合うのだってコミュニケーションなんです。

コミュニケーション学というのは、そんなコミュニケーションに関する様々なことについて研究する学問っていうわけですよ。
そうですね・・・例えば、相手が発した言葉に対してどんな感情を抱くかっていう研究は、コミュニケーション学の中では心理学に関わる分野です。
それから、コミュニケーションが苦手な人は得意な人とどう違うのかっていう研究は、コミュニケーション学中社会学的視点です。
さらに、人間だけでなく他の動物のコミュニケーション方法についても勉強します。象も言葉を使ってるんだとか、クジラは歌を歌ってコミュニケーションをとっているんだって話、聞いたことありません?これは生物学に関わるかな。

先日はコミュニケーション学の各分野について説明しましたけど、とうぜん、あれがコミュニケーション学の全てであるはずがないんです。
あれはほんの一部。
コミュニケーション学はホントーに多種多様なんですよ。

私がコミュニケーション学に惹かれた理由はそこにあります。
コミュニケーションとそれに関わるコミュニケーション学の多様性。
それに、人間って他人の繋がりがなければ生きて行けない生き物だしね。
コミュニケーション学に関わって人と人の繋がりを真剣に考えるってことは、他人との繋がりを大切にしていることになるかなって思ったんです。

コミュニケーション学の分野

コミュニケーション学、と一言にいっても、その種類はけっこうイロイロあります。
心理学の側面からみたコミュニケーション学とか、実際のコミュニケーション方法についての研究とか・・・
それらは、前者のようなものが「基礎研究分野」、後者が「個別研究分野」といわれています。

これはコミュニケーション学では基礎中の基礎なので、まずはそれらの分野について説明しますね。

■ 基礎研究分野の例

【心理学】
人がコミュニケーションをとるときの行動や感情について。
人の行動心理を客観的にとらえて、ときには哲学的に、ときには科学的に研究します。

【語学】
語学の中でも、特に外国語。
語学は言葉や文法を学ぶだけじゃなくて、言葉を使ったコミュニケーション方法を学ぶ学問でもあるんです。

【文化人類学】
民族の社会環境や文化を学ぶ学問です。
古くからの習慣に根付いた行動パターンなどを研究します。

【社会学】
現代社会における人間の関わりかたとか、そこから起こる問題についてとか。
ちょっと意外かもしれませんが、コミュニケーション学においてはとっても重要な学問なんですよ。

■ 個別研究分野の例

【人間コミュニケーション】
言葉・表情・ジェスチャーなど、人間がコミュニケーションをとるときに使う全ての手段についてや、それらの文化による違いなど。

【社会コミュニケーション】
友人関係・家族関係・学校や職場での人間関係・・・あらゆる社会環境における人間関係についてのコミュニケーション学です。
社会学がコミュニケーション学にとって重要なのは、これがあるため。

【情報コミュニケーション】
IT時代の特徴ですね。
携帯電話とかインターネットを使ったコミュニケーションについてと、未来のコミュニケーションの在りようについて。

【異文化コミュニケーション】
外国人とのコミュニケーション方法・・・っていったら楽しそうなカンジがしますけど、そんな生ぬるい学問じゃありません。
文化圏が異なることによってコミュニケーション方法にどんな差異があり、そこからどんな問題が起こるのか・・・また、それらの解決策についてのコミュニケーション学です。

・・・私がこれらの中で面白いと思ったのは人間コミュニケーションかな?
基本的なことを土台として学べるのが楽しいんです。
基本的といえば心理学もそうなのでこれも楽しんで学べるんだけど、個別研究分野は実践が含まれてるからね。
そういった意味でなら、どれも楽しめます。

あと、興味深いのは情報コミュニケーション。
こうしてインターネットに触れている身としては、ITを通じた今後のコミュニケーション方法は大いに気になるってもんです。